昭和31年の岩内。
火事をのがれた手前の建造物と、白木の新しい建物の違いが見られる写真です。
昭和29年9月26日、洞爺丸台風の同日に発生した岩内大火。
町の約7割を焼き尽くし、多くの被害者、罹災者が出ました。
写真は港付近の状況。燃え尽きた船の残骸、火の勢いがいかに大きかったかを如実に物語っています。
右手、萬生映画劇場、並びにさくらカメラ。
万代の商店街。
国鉄岩内駅前より南側の風景。馬場呉服店の看板が見られます。
現在の国道沿いの商店街。
建材が多く見られます。
左手に旧役場の建物。その先に智恵光寺の屋根。清住の火災を逃れた地域。
旧警察署の建物。
岩内信金と郵便局。火災を免れています。
昭和32年の岩内全景。このようなカットの写真が何種類も保存されています。
新しい建物が次々と増えています。短期間、驚異的な早さで復興する町並みを、この高台から撮影した方は、どんな心境だったのでしょうか?
おそらくは感慨無量だったのではないでしょうか。